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で書く適当

大人のトラウマ

やっと全巻揃いで購入

大人だって衝撃的な事実を目の当たりにしてしまえば、精神的にダメージを食らう。
ショックの定規はそいつの人生経験の蓄積で決まってしまうけれど。


例えば徹夜の仕事をしている最中、ふと同僚の机にある漫画を手にとってみる。
別にエロとかそんなんじゃなく、彼の「面白かったよ」という一言がきっかけ程度のものだ。


それが思いのほか良かったりして今は本棚に並んでいたりする。
新刊で買う気はしない。けれど古本屋で買うならまとめ買いで、というやつだ。


いい歳コイてモラトリアムなことばかり考えているし、自意識も過剰気味だと思う。
もちろん自分のことだけれど。



ストーリーを楽しみたいと言ってはみたものの、
実際の自分はどうしようもなくキャラクターの自己分析を面白がったり、
時には機微に触れて泣く。


今日はあちこちで町内規模の祭りがあった。
「ドン……ドン、ドン」と花火のような響きで太鼓の音が鳴る。


叔父さんにぶん殴られて「ホントの他人」について考えた祭りの晩のことを思い出す。
そのとき感じた違和感は今もトラウマになっている。