30minute

で書く適当

今更どのツラ下げて

9月末に扁桃腺の手術して半月入院してたら「そんなに長期にわたって休むんだったらイラネ」って実質クビに。
身軽な独り身。貯金もちょこっとあるし、もはや怖いモンもなくなってダラダラと過ごす毎日。
当然時間は余りまくっているから、いー加減前から気になってたHMJMの「テレクラキャノンボール2009 賞品はまり子*Gカップ」を見たら噂どおり、やっぱりスゴイねこれ。

面白そうなことがあれば日本全国どこにでも即座に遊びに走ってたガキの時分の無鉄砲さを思い出させるような、だけど諦めや焦燥、勝つための戦略といったしたたかなオトナの風味もふりかけられて、小便以外は4時間ノンストップで鑑賞。

エンドロール。エントリーマシンの文字の上にオーナーの名前が重ねられ、作中の名、迷場面がフラッシュバックするシーンを見てたら鳥肌が立ったよ。シュワーって。そして最後の最後。カンパニー松尾、アキヒトの兄弟がバイクで高速をぶっ飛ばしながら兄→弟へとカメラをバトンタッチするシーンは「なんかやったヤツ」が自分のこれまでを見てきた弟に「託す」場面だ。「なんか」が繋がって後継される。

そもそも「バイク+ツーリング+テレクラ+ハメ撮り」なんてカンパニー松尾にしか考えられない企画だろうし、バイク板にスレが立つのも納得。アダルトビデオでセックスだけじゃないものを見たいヤツ(いるのか?)、セックス以外の何かを求めてるヤツには絶対の自信を持って薦めちゃうね。

ああダメだ。こんなクソみたいな情報とか四角四面の感想なんてこの作品には似合わない。
とにかくかっこいいのよ。作中に使われてるガレージっぽい音楽とかカンパニー松尾が考える最新型のロードムービー的編集だとか。本当にイチイチかっこいい。しかも4人の参加者+状況説明の5つの視点がまったく混乱しないでスムーズに頭に入ってくる。こんな些細な、だけどキャノンボールっていう特殊なルールの下に複数人が参加して、進行しているストーリーだってことを誰でも理解して、楽しめるってことだけとったってもうスゴイ。普通のアダルトビデオしか見たことない人、そもそもアダルトビデオは見ないでネットのサンプルでセンズって済ましてる人には本当に見て欲しい。

アダルトビデオっつーカテゴリだけどセンズリするシーンは最後のほうにちょこっとだけ。あとはほぼ全編っつっていいぐらいレースの経過(東京→名古屋→福岡までのタイムレース&各都市でのハメ撮り相手探し)のみ。それがホントーに楽しい。

リアルタイムで見ときゃよかった。ああ誰かとこの作品のことを語り合いたい。