今は朝方。
気持ち悪いほどの大きさに感じる太陽が昇り始めている。
今日も暑いんだろうな。
と、大きな太陽で思いついたのでちょっと映画の話を。
性格破綻者を演じつづけているクリスチャン・ベールだが、
彼をはじめて見たのは「太陽の帝国」だった。
この映画、自分の中でナンバー1となっているけれど、
その理由はいまだにうまく説明できない。
・日本人俳優(座布団でおなじみ山田君など)ががんばっている。
・スピルバーグのやっつけ仕事だ。
・ジョン・マルコビッチが準主役級で出演している。
・出演者全員が性格最悪(役の設定が)。
いかにも中途半端な映画好きがテクマクマヤコンになってしまう
要素テンコ盛りではあるけれど、自分的にヒットなのは
「捕虜仲間のおっさんが死んだとき、主人公の子供が履いていたゴルフシューズを奪った」
シーンだった。
別におっさんの意を継ぐとか遺品として大切に、などといった崇高な感覚じゃない。
主人公の少年(クリスチャン・ベール)は単に「いい靴を履きたかった」だけだ。
そしてそれをみた僕自身も「カッコいい靴だなー」と思い、
次の日に映画に出てたコンビではなかったけれども、安いウイングチップを買った。
恐らく当時小学校高学年。ませた子供もいたもんだ。
ストーリー自体に魅力があるかどうかは何ともいえない。
僕のようにトラウマ的な何かを持ってなければ、
観ている最中に寝てしまうようなストーリーかも。
途中、叙情的に描かれる日本兵(これが山田君)との交流もあってないようなもの。
ひたすら乾いた人間関係、そこをサバイバルする話があるだけ。
あえて説明するなら
魅力的でも何でもない語り口なんだけど、でも惹かれて続きを聞きたくなる。
そんな映画。
この日記同様にオチもないしね。
でも、もの凄く好きな映画。